まつ毛貧毛症治療薬「グラッシュビスタ外用剤0.03%5ml」による治療に関しての同意書

まつ毛貧毛症の治療法について

あなたが治療を受けるまつ毛貧毛症は、さまざまな原因でまつ毛が不十分であったり、不足していたりすることを特徴とする病気です。加齢や皮膚・全身性の病気が原因となる場合を「特発性睫毛貧毛症」、がん化学療法が原因となる場合を「がん化学療法による睫毛貧毛症」といいます。あなたが受ける治療はグラッシュビスタ®という外用液剤で、上まつ毛の長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善します。グラッシュビスタ®は、2008年に米国で最初に医薬品として承認され、その後世界20ヵ国以上で承認され(2013年10月)、広く使用されているお薬です。日本でも2014年3月に、初めてのまつ毛貧毛症治療薬として厚生労働省に承認されました。

グラッシュビスタ®の効果について

グラッシュビスタ®は、上まつ毛の生え際に塗布することで、まつ毛の成長(長さ、豊かさ、色の濃さ)を促進し、睫毛貧毛症を改善します。
通常、1か月程度で変化が確認できますが、効果が確認できるまで4カ月間、毎日1回塗布する必要があります。
効果を持続するためには、継続的に塗布することが大切です。日本国内での臨床試験では、まつ毛貧毛症の患者さんには約8割の方に、がん化学療法後のまつ毛貧毛症患者さんでは約9割の方に改善が認められています。しかし、発毛可能な毛包が存在しない場合には、本来の効果が得られないことがあります。すべての患者さんに効果があるわけではないことを予めご理解ください。

副作用について

お薬は人によって目的の効果以外の望ましくない作用が出る場合もあります。
グラッシュビスタ®を使用した特発性睫毛貧毛症患者さん 87 人のうち 14 人(16.1%)に副作用が報告され、その主な副作用は、結膜充血、眼脂、皮膚色素過剰がそれぞれ 3 人(3.4%)でした。
また、がん化学療法による睫毛貧毛症患者さん 18 人のうち 3 人(16.7%)に副作用が報告され、その主な副作用として、皮膚色素過剰が 2 人(11.1%)、眼(がん)瞼(けん)紅斑(こうはん)が 1 人(5.6%)に認められました。海外では、虹彩(こうさい)色素(しきそ)過剰(かじょう)、眼(がん)瞼(けん)溝(こう)深化(しんか)といった重大な副作用の報告があります。このお薬ではまれに、結膜充血、目やに、まぶたや眼のかゆみ、眼がしみる、眼の痛みなどの症状があらわれることがあります。また眼の周りが黒ずむことがあります。このような自覚症状が続く場合には、ただちに医師にご相談ください。その他、副作用など何か気になる症状や気がかりなことがありましたら、いったん使用を中止し、すぐに担当医師に申し出てください。

使用上の注意点・禁忌事項について

・このお薬を以前に使用してアレルギーを経験したことのある場合や、アレルギー体質の方は使用できません。
・水晶体のない方、眼内レンズを挿入している方、眼の手術をした方は、慎重に使用する必要があるので使用前に申し出てください。
・ラタノプロスト含有点眼剤を使用している方は、眼圧低下作用が減弱する可能性があるので、申し出てください。
・妊娠中、または妊娠している可能性のある方は原則、使用できません。
・授乳中にやむを得ず使用する場合は、授乳を中止してください。
・小児(15歳未満)に対する安全性は確立されていないので、なるべく使用は避けてください。
・化粧を落として、洗顔後清潔な状態で使用してください。
・塗布したときに薬液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、ティッシュなどですぐにふき取るか、洗い流してください。
・コンタクトレンズをつけている場合は、レンズを外してから塗布し、15分以上経過してからレンズをつけてください。
・使用し忘れても、1回に2滴塗布したり、1日に2回塗布したりしないでください。

治療中、何かわからないことやもっと知りたいこと、心配なことがありましたら、
ご遠慮なく担当医師にご相談ください。










私は医師より「まつ毛貧毛症」の治療およびグラッシュビスタ外用液剤0.03%5mlによる治療について説明を受け、十分に理解し納得しましたので、治療を受けることに同意します。